発汗 代謝調整

ガン・糖尿病などの疾患への効果


原子力発電所や日本の各大学の報告によると低放射能にはガンや糖尿病を抑えることができると下記のように発表されています。しかしながらまだ研究途中であることは確かです。



(原子力発電所発表)
低線量放射線の全身照射によるがん治療へのアプローチ



放射線を使ったがん治療といえば、通常、約6000センチグレイの高線量放射線を、30回に分けて患部に局所照射し、がん細胞を殺す方法がこれにあたる。
東北大学医学部では、この局所照射の方法に加えて、10センチグレイの低線量放射線を週3回の割合で全身に照射し、これを5週間にわたり継続して行う方法を併用する新たな試みを行った。治療は、局所腫瘍が発見された時点で、すでに他所に転移している可能性の大きい悪性リンパ腫を対象とし、他の治療法が試行されていない患者について行われたそうだ。これまでに30例を越える症例の治療が行われており、高線量の局所照射を単独に行う場合に比べて、治癒率が有意に向上したと報告されている。

がん転移と腫瘍増殖肥大の抑制効果



低線量の放射線によってリンパ球(T細胞)が活性化することは既に述べたとおりである。このリンパ球の活性化によって免疫機能が昂進し、外部からの病原菌、あるいは体内の異物(がんなど)を排除する力が高まる可能性が期待される。

本プロジェクトにおいては、がん転移と腫瘍の増殖肥大に注目し、これらが低線量の放射線によって抑制されるかどうか調べてみた。

実験には健常なマウスを用い
1.

扁平上皮がん由来の腫瘍細胞を大腿部皮下に移植して肺に転移する状況 。
  (東北大学との共同研究により実施)


2.

乳がん由来の腫瘍細胞を大腿部皮下に移植して腫瘍が増殖肥大する状況を分析・評価した。
 (産業医大により実施)



その結果 (1)がん転移については、15センチグレイの低線量照射を一回行うことで、がん転移率が約40%下がる
(2)腫瘍の増殖肥大については、1回当たり4センチグレイの低線量照射を週3回、4週間にわたって行うことで、腫瘍の増殖肥大が有意に抑制されることがわかった。
報告書番号:L 0 5 0 1 8

背 景 これまでに低線量・低線量率放射線により様々な生体防御機能の増強が起こることが報告されている。その作用が組み合わさった結果として、発がん剤による皮下がんの発生に対して、低線量率放射線が抑制あるいは、遅延の方向に働く1)ことが明らかになり、これに関わると考えられる腫瘍細胞排除能が低線量率放射線の照射により増強される2)ことを報告した。生体は多種にわたる防御機能を持ち、腫瘍細胞排除能はそれが反映されたもののひとつであると考えられるが、この機能の亢進に関与する要因を明らかにすることは、低線量率放射線による発がん抑制の機構解明に重要である。
腫瘍細胞排除能は発がんのステップのうち、がん細胞発生後に関わるものであり、生体防御機能の個体レベルで起こる反応として異物を排除するシステムである免疫系に着目した。

目 的 腫瘍細胞排除能の変動への免疫系の関与を確認するために、健常な免疫システムを持つ57BL/6N)
マウスと免疫不全(scid)マウスを用いてそれぞれの腫瘍細胞排除能を明らかにする。

主な成果 TD50 法*を用いて、免疫不全マウスにおけるTD50 値を求め、健常な免疫系をもつマウスとの腫瘍細胞排除能の比較を行った。TD50 値は化学発がん剤により誘発された皮下がん細胞を移植し求めた。主な実験結果は以下の通りである。

1.非照射時における健常免疫システムをもつマウスのTD50 値は1.0x104 であるのに対し、
  免疫不全マウスでは7.6x102 であった。
2. 健常な免疫システムをもつマウスにおいて、線量率1.2mGy/hrで移植前に250mGy照射し
  た群でのTD50 値は約3 倍に上昇した。
3.同様の照射を行っても免疫不全マウスのTD50 値は変化しなかった。


以上により、免疫システムに欠損を持つマウスの腫瘍細胞排除能は、健常な免疫システムをもつマウスに比べて著しく低いこと、低線量率放射線照射による腫瘍細胞排除能亢進は観察されないことを示したこれは、低線量率放射線照射による発がん抑制効果に免疫系が関与していることを示すものである。

糖尿病抑制


活性酸素の影響を受けて起こる病気は「活性酸素病」と呼ばれている。低線量照射によって酵素(SOD)が増えることから、低線量照射が活性酸素病を抑制する可能性を期待できる。

活性酸素病の一つに糖尿病がある。ここでは糖尿病に注目し、低線量照射がその発症を抑制するかどうか調べてみた。

実験には健常なラットを用い、これに特殊な物質(アロキサン)を投与して糖尿病を生じさせる手法を使い、低線量の放射線を照射したラットと非照射のラットの血糖値を分析・比較することで、低線量照射が糖尿病の発症を抑制するのかどうか調べてみた。

その結果は期待通りであった。ラットのアロキサンを投与する前に、約50センチグレイの放射線を照射しておくと、血糖値は健常なラットに近い状態を維持して糖尿症状の発現が抑制された。

背景 II 型糖尿病は現代における主要な生活習慣病のひとつである。これまでに我々は、インシュリン受容体の機能不全である肥満型II 型糖尿病モデルマウスに対し、低線量率放射線を生涯照射すること尿糖値の一部改善と老化抑制、並びに寿命延長を見出した。II 型糖尿病にはこの他に、非肥満型でインスリン分泌不良由来の糖尿病もあるが、低線量率放射線がII 型糖尿病に及ぼす影響の一般性を検討するためには、発症機序の異なるモデルマウスへの作用を調べる必要がある。

目的 発症機序の異なるII 型糖尿病モデルマウス(C57Bl/KsJ-db/db=肥満型、AKITA=非肥満型)に低線量率(0.65 mGy/hr)ガンマ線で長期に亘って照射し、尿糖値の改善、老化の抑制および寿命の延長の有無を明らかにする。

主な成果

1. 低線量率の生涯照射により、非肥満型モデルマウスにおいては糖尿病の改善例は認められなかった。肥満型マウスはこれまでの報告(90 週齢まで)の後、新たな尿糖値の改善例や再発した例はなかった。改善効果が認められたのは12 匹中3 例であった。

2. 肥満型マウスの照射群は、非照射群に比べ全般的な死亡時期の遅延が確認された。また照射群は、加齢に伴う脱毛の程度が低く、皮膚や尾の柔軟性が保たれており、老化現象の抑制が示唆された。なお寿命延長・加齢遅延は糖尿病の改善が見られたマウスが必ずしも長寿ではなかった。

3. 非肥満型マウスの照射群では、12 匹中3 匹のマウスにおいて寿命の延長が認められ、非照射群の1.4 倍から2.6 倍に達した。一方、脱毛の程度や、皮膚や尾の柔軟性など外見上の加齢現象は、非照射群と差がなかった。以上の結果より、低線量率放射線が糖尿病の症状改善の有無に拘わらず、老化の過程を抑制し、寿命の延長をもたらしている可能性が示された。



  

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